【株の勉強】テクニカル分析は根拠がない理由2点
どうもコンポタです。
老後2000万問題やら給料が少ないやら、自己防衛だとか言われている今日。投資に興味がある人は多いんじゃないでしょうか。そして調べていくうちに、株やFXに行きついてどうやら
儲けるためにはなにかしらの分析が必要だということ。
そして分析には【テクニカル】と【ファンダメンタル】があるということまで分かったけど何やんの?
っていう人向けにそれぞれの分析のアプローチの仕方とそれを知ったうえで
テクニカルはやってはいけない という理由についてお話します。
・テクニカルとファンダメンタルの分析の仕方
・テクニカルをやってはいけない理由
投資と言えばテクニカル!って印象が強いと思いますが、この記事を読んでサクッとその概念を壊しましょう。
あなたの大事なお金を守ることができます。
実際に、【バートン・マルキール】や【ウォーレン・バフェット】などの有名投資家達はいずれもテクニカル分析に否定的です。
テクニカルとファンダメンタルの分析の違いって何?
まずはテクニカル、ファンダメンタルってなんぞやっていうところの解説です。
・テクニカル分析とは
・ファンダメンタル分析とは
テクニカル分析とは
チャートから過去の事象のパターンをもとにして、リアルタイムの相場の動きに当てはめて取引するぜっていう手法です。
株式を例にもう少し詳しく解説します。
例えば、【過去に短時間で3回、日経平均が下がったらそこから日経平均が上がった】という事象が何回かあったとします。
その事象を参考にして、【リアルタイムでその動きがあったら買う】 みたいな分析がテクニカル分析の主な手法です。
なんか色々、単語がありますけど難しいし覚えても意味ないので書きません。
ファンダメンタル分析とは
企業の【利益や資産等】を【色んな数値】と計算して指標を出して、競合会社と並べたり、
企業が【どうやって金を稼いでいるか】を調査して、将来儲けることが出来るかを想定したり、
リアルタイムの【外部環境の変化】で、これバズりそうだなっていうことを想定したりすることで
その企業の成長性を分析し取引する手法です。
具体例としては コロナ流行ってるから、テレワーク出来るツール作ってるか会社バズるんじゃね? とか
この企業、競合会社の平均の利益や成長比率と比べて伸びやばいから買ってみるか みたいな分析がファンダメンタル分析の主な手法です。
テクニカル分析をしてはいけない理由
じゃあなんでテクニカルはダメなん?ていうことで解説していきます。
・テクニカル分析に有効性を示す根拠はない
・多くの投資家がテクニカル分析を意識しても有効である事には繋がらない
・有名投資家の見解
テクニカル分析に有効性を示す根拠はない
1950年代からアメリカであらゆるテクニカル指標がコンピュータで解析されたらしいんですが、継続的に利益を上げられる技法は存在せず、テクニカル投資の結果は【出鱈目に売買した時と変わらない】ことが学術的に証明されているらしいです。
じゃあ有効性がある技法が発見されたらどうするんだ?って思う方もいるでしょう。
ただそれはきっと多くの投資家に知られて活用されるでしょう。するとどうなるか
その【技法の優位性】が消えてしまうんです。みんなが儲けられる方法を使おうとするので当然ですよね。
専門用語だと効率化されるっていうらしいです。
以上のことからテクニカル分析の有効性を示す根拠はないと言えます。
多くの投資家がテクニカル分析を意識しても有効である事にはならない
よくテクニカル分析を行っている個人投資家のテクニカルが有効である根拠にこの
【みんながテクニカルを意識しているから】っていう人がいます。
本当にそうでしょうか?
株価が動く理由について少し深堀しましょう。
これはある証券会社に記載されていた株価が動く理由と、ちょっと個人的な見解を混ぜたものです。
1.需給
需給のバランスによって株価は上下に動きます。買い手が多ければ株価は上昇し、売り手が多ければ株価は下落します。
どちらの分析言えますが、相場を見て買うっていう人もいれば、売るって考える人もいます。
テクニカル分析で取引している人もいれば、ファンダメンタル分析で取引している人、はたまた何も考えずにとりあえずで取引している人、なんなら機関投資家(企業がAIとか使って取引)とかいろんな人が色んな考えで取引しているんです。
2.企業
主に企業の業績です。業績結果や今後の業績予想をみて投資家が期待して買ったり、無理ぽっていって売ったりして、株価が変動します。
あとはその年のトレンドの事業テーマとかも株価に変化を与えます。
3.為替
為替の円安・円高なども株価が変動する理由の一つです。
輸入出系の産業は特に顕著に影響が出ます。(円安だと輸出コストが安く済むなど)
また為替は日本国内だけでなく国外からのプレイヤーもいるので、国外プレイヤーの影響で為替の変動があり、それが要因で株価が上下することもあります。
どこにも特定の分析をみんな意識しているから、株価が変動するなんて書いてなかったです。
以上のことから多くの投資家がテクニカル分析を意識しても有効である事にはならないと言えます。
有名投資家の見解
ダメ押しの如く、有名投資家はテクニカルについてなんて言っているのっていうことを紹介していきます。
経済評論家 山崎元氏いわく
チャート分析は、プロの世界ではあまり相手にされていないけれど、素人には何か意味があるように見える。占いみたいにね。
悪材料のときこそ買い場?銘柄選びの考え方:東大投資サークル
だそうです。テクニカル分析は占いみたいです。
続けて、金融アナリスト、コンサルタント 田渕直也氏いわく
チャート分析によって見えるものの大半は、そうした人の脳裏に映る幻影だ。
人はテクニカル分析を通して自分が見たいものを見ているのである。
チャートは相場の「全てを語る」のか?
それともチャートは「オカルト」なのか?(1)
テクニカル分析を通して自分が見たいものを見ているらしいです。悲しいですね。
最後にアメリカの経済学者 バートン・マルキール氏いわく
市場で株価の急変動は珍しいことではないため、チャート分析では、しばしばタイミングを失すると指摘する。また、皆が同じシグナルに対して同じ行動をとるとすれば、どんなシグナルに基づいて売買したところで何の利益も得なれないであろうとも指摘している
wikipedia
テクニカル分析は学者の世界では異端の教義であり、それを非難するのはわれわれにとっては喜びでさえある。われわれをこのような弱い者いじめに走らせる動機は、第一に、彼らの手法が明らかに間違っていること、第二に、いじめやすいこと、である
ウォール街のランダム・ウォーカー
非難するのは喜びらしいです。とんだドSですね。
このように専門家からはボコボコに言われていることが分かります。
まとめ
・テクニカル分析はチャートから過去の事象のパターンをもとにして、リアルタイムの相場の動きに当てはめて取引するぜっていう手法
・ファンダメンタル分析は企業の色んな事を調べて、企業の成長性を分析し取引する手法です。
そして、テクニカル分析は絶対にするなってことです。
少しでも私の知識が参考になればと思います。
今回参考にさせていただいた文献を最後に載せて置きますのでよかったらそちらもどうぞ。
では、また。
私が実践しているお金を無駄にしない方法は 【お金】ギャンブルやめたいなら絶対に実践した方が良いこと【家計簿書け】 で書いてますのでよかったらそちらもどうぞ。
参考文献
真田丸氏:株式投資講座番外編【テクニカル分析は無意味】
山崎元氏:悪材料のときこそ買い場?銘柄選びの考え方:東大投資サークルhttps://media.rakuten-sec.net/articles/-/26339
田渕直也氏:チャートは相場の「全てを語る」のか?
それともチャートは「オカルト」なのか?(1)https://diamond.jp/articles/-/75957